2010年12月28日火曜日

「歳の市」

今日12月28日で「写楽館」の年内の営業は完了しました。明日からお店は年末休業させて頂くのですが、出張撮影などのご予約が細々と残っていて、本当の仕事納めは大晦日になりそうです。
さて、お店の営業が完了ということで夕方から店内の片付けや掃除をしていたら、毎年お正月の「しめ飾り」を届けてくれるNさんがみえました。75歳のNさんは農家をしていて、いつもたくさん季節の野菜をわけてくれるんですよ。先代からのお付き合いなので、40年くらい毎年この時期に「しめ飾り」を届けてもらっています。
「雪降ってばっくりしばれたねぇ、風邪ひかないかい?」
「なんもひかないよ。今度一緒に温泉にでも行くべや。」
なんてやりとりをして、またまた野菜をたくさん頂きました。いつもありがとうございます。Nさんに会うと、幼い頃の年末の光景を思い出します。お餅屋さんが餅を届けてくれたり、現像所やメーカーがカレンダーを届けてくれたり、商店街の皆さんがタオルや手ぬぐいを持ってきてくれました。お店には本当にたくさんの人たちが慌ただしく出入りして、互いに年末の挨拶をしていましたねぇ。バタバタと、でもニコニコと(^^) 今ではすっかり年末の様子も様変わりしてしまいました。家族総出の大掃除、大勢の親戚が集まる「年越し」の大宴会…。レコード大賞、紅白歌合戦、ゆく年くる年、年越し蕎麦…。懐かしいねぇ。ね、Nさん。


閃光中年